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症状緩和ではなく

病気ではないことを示そうとしているとも考えられるのです。
お腹に脂肪がつくと悪玉役のホルモンが増え、減量してお腹の脂肪を減らすと善玉役のホルモンが増える、というシーソー関係があるんです。
やく善玉役の善玉たるゆえんの最大のものはなんですかっ先生インスリンの効き目をよくすることやと思います。腹部肥満で善玉役が減るとインスリンの効き目が悪くなることがわかっています。
やく今の段階でまことに初歩的な質問で恐縮なんですが、先ほど来話に登場していますホルモンって、分泌されるっていうくらいですから液体なんですか^先生物質って言ってもイメージがわからんでしょうね。
やくタンパクとかなんですか^先生ホルモンは100種類以上見つかっていますが、ホルモンがどういう構造をしているかというと、タンパクの仲間もいるし、コレステロールの仲間もいます。いちがいにこれこれの仲間というのではなくて、いろんな形をとっているのです。
あぶら性質としては脂に溶けやすいものと、脂に溶けにくいものとがあります。

血管や心臓もホルモンを出す。
もう、びっくりやったんです。やく血管はからだで最大の臓器である、れるなんて、まさかというか、驚きです。先生誰もがそう思うと思います。
という話を聞いたことがありますが、血管からもホルモンが分泌さ最初にそのことが発表されたのは一九九○年代のことです。血管や心臓など血液循環の役割を持つ臓器が実は血のめぐりをよくするホルモンも出している、ということがわかって、もうびっくりやったんです。もう少し具体的に説明しますと、血管を流れる血液と接する内皮という場所が血液の流れによって刺激されると、内皮からはNO一酸化窒素というホルモンの働きを持つ物質か分泌されます。物質と言いましたけどガスですわ。

健康によいと考えられている。

細胞診や組織診など

私も最初知ったときは、ガスが血管からどないして出るんやろと思ったんですけど、血液の通りをよくする働きがあります。
NOには血管を広げて運動をして血液がよく流れるようになると、るという目的にかなった働きをするんです。
全身の血液の通りをもっとよくするために、さらに血管が広が実は、バイアグラシルデナフィルという男性の勃起障害を改善する薬は、NOの分泌をよくしてペニスへの血液の送り込みをよくする働きがあるのです。
やくハツ心臓も血液の送り出しをよくする。
先生すでにだいぶ前からハツ焼きというので心臓のホルモン焼きはおなじみですが。血液を全身に送り出す。働きを活発にするためのホルモンを心臓自身が分泌しています。そのホルモンには血管を広げたり、腎臓からおしっこをよく出させる働きがあります。

ホルモン量が少ないため副作用も少なく


ガンと子宮筋腫とはできる場所も違い関係はありません

分泌されて、どこかほかの場所を元気にするだけやなくて、やって全身の血液循環がよくなります。
分泌された場所の心臓も元気にします。
そうさらに私たちの研究で、運動すると心臓からたくさん出るホルモンは全身の細胞のエンジン役にあたるミトコンドリアそのものを元気にする、ということがわかりました。これもびっくりの事実ですわ。第七話でも触れますが、そやから運動はからだにええということになるんです。
fa管置いこだ血101ホルモ、w果腺分泌する艇垂体¥わか’uwろたもんお腹の脂肪が増えると悪玉役が、脂肪が減ると善玉役が増えるやく先ほど脂肪からもホルモンが分泌されるということでしたが、からだの脂肪がホルモンを出すのです。カ先生実は、脂肪から分泌されるホルモンには健康に役立つ善玉役のホルモン康を害する悪玉役のホルモンTNF-αなどなどがあります。
アディポネクチンなどと健最近はメタボリック·シンドロームという言葉が普及しました。この病気の原因は、お腹の内臓のまわりに脂肪がついて起こってくる腹部肥満です。
薬物療法は重要です。

検査を行って

お腹に脂肪がつくと悪玉役のホルモンが増え、減量してお腹の脂肪を減らすと善玉役のホルモンが増える、というシーソー関係があるんです。
やく善玉役の善玉たるゆえんの最大のものはなんですかっ先生インスリンの効き目をよくすることやと思います。腹部肥満で善玉役が減るとインスリンの効き目が悪くなることがわかっています。
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やくタンパクとかなんですか^先生ホルモンは100種類以上見つかっていますが、ホルモンがどういう構造をしているかというと、タンパクの仲間もいるし、コレステロールの仲間もいます。いちがいにこれこれの仲間というのではなくて、いろんな形をとっているのです。
あぶら性質としては脂に溶けやすいものと、脂に溶けにくいものとがあります。

ホルモンが分泌されるという


健康であれば
五0mプールにスプーン一、二杯という超微量で効果をもたらす。やく大きい小さいもあるのですか^先生惑星を比較するのと一緒ですわ。冥王星ってすごい小さいですね。木星ってすごく大きいでしょ。そんな差があります。やく量としては少ないものなのでしょうか?たとえば1回あたりの分泌量は先生血液中のホルモンの濃度は、我々のからだの血液の全体量が五Omプール全体の水の量だとしたら、分泌されるホルモンの量はスプーン一、二杯しかないのです。

検査といわれて

医療をやめることが求められます。

やくえーっ、ブール全体にほんのスプーン一、二杯という感じ。そんな微量なのに、すごい働きをするわけですね。
きよしんたんかいそれで虚心坦懐に疑問をぶつけたいと思うのですが、ホルモンの最後というのはどうなるのですか。
先生血液に乗ってからだの中を回っているものは、腎臓か肝臓で処理されて、尿と一緒にからだの外に出されるか、胆汁として腸の中に捨てられて便とともに出されます。あと、細胞の受け手ホルモンの受容体から取り込まれたものは、細胞の中で壊されます。いつまでも壊されないと、そのホルモンの命令が出続けることになりますしねやく細胞の中で壊されたものはどこに行っちやうんですか^先生バラバラになってしまうんです。
やくバラバラになっても、所詮どっかに残っているわけで、細胞が膨れてパンパンになってしまわないんですか^先生細胞で処理されるホルモンはアミノ酸からできているもんです。

医師は学会での発表や製

薬の多さ。
食べられんようにしてくれたらどんなに嬉しいやろ、とみんな言ってますけど、それは、まわりにいっぱい食べ物がある我々の今の世界の話であって、ほかの生物って、食べるものがいつもないというのが当たり前なわけです。そやから、生物には食べろという命令を出す回路だけがたくさん用意されているわけです。
私は、人間っていう生物も「食べるために生きている」というのが真実やと考えているんですねやく生きるために食べるのではなく。

それで患者さんにはカロリーオーバーに気をつけるために、食べたもん飲んだもんを全部メモしてくださいって言ってます。それをもとに栄養士さんが計算するんですけど、私は患者さんが書かれたメモを一目見ただけで大体わかるんです。どれぐらいのカロリーかつて。
やくそれだけのワザに通じておられるということは、先生も、もしかして太っておられた^先生結構太っていたんですよ。八○㎏くらいありました。そこから10㎏ぐらいやせました。
やくさんは、今の体重はやく今朝、体重計にのって家人と大騒ぎになったんです。七一·六㎏という人生マックスの体重になっているよって。
先生身長はおいくつ^やく!m六八cmです。先生なら、目茶苦茶太ってはるわけではない。
やくけれど人生のマックス体重ですから。それで慄然といたしました。これはやせなければと思って。以前に九㎏やせた実績もありますので。
先生やせるのは大変ですわ。
薬を飲むタイミングなど

うつ病や自閉症

我々のからだは太るのは易く、やせるのは難し、つまりきわめて太りやすくできてるんです。
りつぜん食べるために生きている。
生きるために食べるんやないやく太るのはとても簡単。
先生私はいろいろなホルモンについての研究もしていますが、たとえばレプチンという肥満になったときに脂肪細胞からたくさん分泌されるホルモンがあります。で、どんな働きをするかというと、基本的には脳に働いてもう食べるなという指令を出させるんです。

健康によい


医学用語を使っているため

遺伝子の突然変異でレプチンが働かなくなったマウスがいるのですが、どうなると思います。やく食べるなという指令がなくなるわけですから、当然のように、せっせと食べ続ける。
先生そうですね。
その一方、グレリンという胃から分泌されるホルモンを例にとりましょう。お腹が減ると胃はグレリンを分泌して食べろという指令を脳から出してもらいます。空腹になるとお腹がグルグル鳴るのもグレリンの作用なんです。では、このグレリンを出なくしたマウスはどうなると思います^やくうーん。設問のウラを読むと、こちらもせっせと食べ続ける、でしょうか。
先生正解ですわ。食べろというグレリンによる指令を出せなくなってもマウスの食行動は何も変わらへん。ということは違う系統からの食べろという指令がいくつも用意されているということです。
つまり、我々のからだって、食べないように行動するのは難しいようにできてるんです。

検査といわれて

健康維持のサ女性

食べられんようにしてくれたらどんなに嬉しいやろ、とみんな言ってますけど、それは、まわりにいっぱい食べ物がある我々の今の世界の話であって、ほかの生物って、食べるものがいつもないというのが当たり前なわけです。そやから、生物には食べろという命令を出す回路だけがたくさん用意されているわけです。
私は、人間っていう生物も「食べるために生きている」というのが真実やと考えているんですねやく生きるために食べるのではなく。

薬に切り換えてからでした。


細胞外の沈着物
先生逆ですわ。我々は、食べるために生きているんです。生きるために食べているんやないんです。きだまだ沁みtoまほが進む遺伝子を残せたら、使命を果たしたことになるやくそうすると、食べることの目的というとっ先生なんのために食べるかってことを単純化して言いますとね。
んようにせなあかんということです。
子作りができる段階に成長するまでは死なそれで、遺伝子を残せたら、本当はそれで死んでも文句は言えへんはずやと。使命を果たせたやないかと。
ゃくサケやカブトムシみたいなものなんですね先生ではなんのために遺伝子を残さなあかんのかという、そこのところはわかりません°QOL生活の質とか人生の楽しみというのは、主に遺伝子を残すという使命が終わったあと出てくる余剰の問題やと思います。
ホルモンを出す

ホルモンが証明

1回開き直って、そう見直すのは悪くないかもしれません。
シニア世代のころにがんが増えてきますよね。少し冷たい言い方をすると、使命を果たした者は、かなしいかな、がんになって死んで、若い者に活動の場を与えろという厳しい神さまの作ったルールなのかもしれません。
やく本当のところはこうなんだって。
先生あとはプラスアルファの人生で、それをどれだけ彩れるかということを、みんなであくせくやっているということで。
ゃくサケとかカブトムシはなんと潔い!
先生我々のからだの基本形は、子孫を残すという目的のためにからだを動かして獲物をしとめ、とった獲物を消化吸収するために胃腸系をちゃんと働かすということですねやく極端に走るかもしれませんが、そうすると食べ歩きというのは、実に理にかなった行動と言えるわけですね自分は今日はこれが食べたいとなると、それが食べられる店を見つけるまで、慣があるんです。

症状は非常に複雑で多様です

医療を実現したい
表情に生気が戻り、自分の足でしっかり歩き、先生、ありがとうと私に握手を求めてきたのです。付き添ってきたご主人も、私もBさんも、みんなで手を取って泣きましたこれこそまさにフェルガードマジックです。歩行の改善には、よくペルマックスパーキンソン病治療薬を使いますが、Bさんの事例では、より安全に治すためにフェルガード100Mを使ったのがよかったのだと思います。認知機能の低下、歩行障害、幻視の3症状が揃った状態が、典型的なレビー小体型認知症です。しかし、これを全部治そうとしてそれぞれの症状を抑える薬を常用量処方したのではかえって悪化します。レビー小体型認知症の治療ポイントは、完璧に治そうとしないことです。7割程度でいいと思って、軽めの処方を行えばうまくいきます。薬剤過敏性があるために少量の薬でも副作用が出るレビー小体型認知症は、る不思議な病気なのです。
逆に少量の薬でも劇的に改善す。3回目の外でもすっかり消え、車いすを自いてクリニックへ歩いてきたレビー小体型認知のPさんPさんもまた、歩けるようになった一人です。初診時は、家族に連れられて診察室の中まで車いすで来ました。活気がなく、誤嚥があり、知能検査は改訂長谷川式スケールが11.5です。認知機能の低下、幻視、歩行障害の三大症状が揃ったレビー小体型認知症でした。

興奮系の薬剤をいろいろと試して、それでも認知症の患者さんのうつ状態が改善しない場合は、セロトニン量がうつ病発病閾値に近づいていると考えられます。そこで、安全性の高いジェイゾロフトを試してみたのです。認知症なのかうつ病なのかと悩む必要はありません。脳内の伝達物質がどの程度落ちているかを推測して、それを補おうという考え方をすればいいのです。そのときジェイゾロフトは、治療の鍵穴を探すセンサーとなり得ます。成功率、安全率がもっとも高い抗うつ薬だからです。
処方を変更したとたん、Rさんはすぐに食べられるようになりました。次の2番目の写真は、サアミオン、メネシット、ジェイゾロフトの3剤に切り替えてから28日目のRさんです。
検査といわれて

検査をする必要があります

強いうつ状態で食欲が奪われていた鍫が改善し、にこやかになっているばかりか、少しふっくらとしたように見えます。3番目の写真は、診察室に歩いてきたRさんです。うつ状態が改善したために食欲が戻って元気になり、歩行までが可能になっていました。さらにカメラを構えると、Vサインまで出ました。
認知症は治りませんと介護家族に告げている医師は、この写真をよく見てほしいと思います。処方しているのはメネシット、ジェイゾロフトともに最少量です。それでも急に食べられるようになり、ついには歩きだすのです。四肢マヒで車いすになった患者さんは歩けませんが、認知症であれば歩けます。前医の処方が悪いのですから、レビー小体型認知症は重症であればあるほど改善するのです。
に抱きかかえられて受診したほどだったレビー小体型認知症のBさんも今では自分の足でク寺ァしっかり歩けるまでに改レビー小体型認知症のBさんは、改訂長谷川式スケールが7.5点と認知機能が悪く、脳のCTを撮ると虚血もありました。歩行はひどく不安定で、よろよろと歩き、家族が支えなければ危険な状態です。目つきもトロンとして、意識障害が出ていました。
レビー小体型認知症がパーキンソン病とはっきり異なる点は、意識消失発作や嗜眠があることです。アルツハイマー型認知症やピック病が元気な認知症なら、レビー小体型認知症は意識障害系の認知症といえます。

うつ状態で食欲が奪われていた鍫が改善


老化研究所

そのため、放置すると転倒や誤嚥など生命の危険を伴う事故が起こり、悪化するとうつ状態になって食欲が低下し、予後の悪い病気となってしまうのです。
初診時のBさんも、まさにそうした危険な状態にありました。私はその場で意識障害治療剤のニコリソ1000㎎を1本打ち、以下の薬を処方しました。認知機能の改善にアリセプトを極少量の0.5㎎、筋力を取り戻してもらうために脳血流改善薬のサアミオン散6㎎、幻視を出さないために抑肝散2包、それにフェルガード100Mを2包です。患者さんの様子を観察して出した一発改善処方でした。
初診時のBさんは、ご主人と娘さんに抱きかかえられるようにして診察室に入ってきたのですが、6週間後の再診では見違えるほどしっかりしていました。
東京都の検査といわれて体癌検診に行く

細胞へ受け継がれるただ

表情に生気が戻り、自分の足でしっかり歩き、先生、ありがとうと私に握手を求めてきたのです。付き添ってきたご主人も、私もBさんも、みんなで手を取って泣きましたこれこそまさにフェルガードマジックです。歩行の改善には、よくペルマックスパーキンソン病治療薬を使いますが、Bさんの事例では、より安全に治すためにフェルガード100Mを使ったのがよかったのだと思います。認知機能の低下、歩行障害、幻視の3症状が揃った状態が、典型的なレビー小体型認知症です。しかし、これを全部治そうとしてそれぞれの症状を抑える薬を常用量処方したのではかえって悪化します。レビー小体型認知症の治療ポイントは、完璧に治そうとしないことです。7割程度でいいと思って、軽めの処方を行えばうまくいきます。薬剤過敏性があるために少量の薬でも副作用が出るレビー小体型認知症は、る不思議な病気なのです。
逆に少量の薬でも劇的に改善す。3回目の外でもすっかり消え、車いすを自いてクリニックへ歩いてきたレビー小体型認知のPさんPさんもまた、歩けるようになった一人です。初診時は、家族に連れられて診察室の中まで車いすで来ました。活気がなく、誤嚥があり、知能検査は改訂長谷川式スケールが11.5です。認知機能の低下、幻視、歩行障害の三大症状が揃ったレビー小体型認知症でした。

健康づくりにも同様のことが言えます。


症状HRT
こうした場合、どれも完全に治そうとするとこじらせるので、治療は誤嚥、認知機能、幻視に重点を置き、歩行は後回しにせざるを得ませんでした。
まず、認知機能の改善にアリセプトごく少量1.67㎎、誤嚥をなくすためにクラシエ半夏厚朴湯エキス8錠です。併せて幻視の解消ですが、これはいつもの抑肝散では難しいと考えました。意識障害があるに違いないと判断したのです。
コウノメソッドでは、レビー小体型認知症の意識障害にはニコリン注射を第一選択とし、もし幻視が抑肝散で消えない場合は、少量のセレネースを認めるというのがセオリーです。ニコリンは脳梗塞による意識障害脳幹網様体の機能障害の治療薬として昔から使われている薬ですが、効きが悪いといって使わない医師が少なくありません。

ストレスはあらゆる

ホルモンの分泌低下が原因と考えられる場合

しかし、相手がレビー患者さんで1000㎎静注なら、目を見張るような意識の改善が見られることがあり患者さんをせん妄状態から救い出してくれる薬です。ここでは、後発品のニコリン日医工を使いました。
セレネースは、1964年から発売されている代表的な抗精神病薬幻覚、幻聴、異常行動の抑制で、長く使われているだけあって信頼性が高い薬ですPさんは他府県から来た患者さんだったので、抑肝散を飛ばしてセレネースを処方し、ニコリンとクラシエ半夏厚朴湯を多めに用いました外来の2回目も同じ処方を行いましたが、この時点ではまだ効果は出ませんでした。しかしニコリンは絶対に必要だと感じていたので、2回目も1000㎎静注を行いました。劇的に改善した姿を見ることができたのは3回目の外来のときです。すたすたと歩いてきた彼女を見て、私は「こんな患者さんいたっけ」と思いました。

病気になる人

病気といわれていました。
先ほどの話のように、インスリンが過剰な状態やったら細胞の受信機の感度がふつうは悪くなるんですが、腎臓の細胞のインスリン受信機は、一向にそうならへんのでやくふむふむ先生そやから、骨格筋の細胞でインスリンの効きが悪くなると、からだは膵臓から余計にインスリンを出そうと頑張ります。そうすると、腎臓ではインスリンが効き過ぎることになるわけです。
やくこれもイメージがわきます。
では、そもそもインスリンは腎臓では何をしてるんですか。
先生腎臓は一度からだにいらんと思われるものは全部からだの外に出してしまってから、再利用できるものはもういっぺん引き戻して再吸収して、ほんまにいらんものだけを出す、というシステムになってます。

やくホルモンがやってきたときに、受信機はどんな反応を示すのですか^先生からだの中にはさまざまなホルモンがありますが、健康を維持するために、それぞれ違う作用を細胞に及ぼしています。ホルモンは、受信時に命令を伝え、そのあと受信機の働きで、細胞の中で伝言ゲームのようにホルモンの命令が次々に伝わっていきます。この伝言ゲームの流れが乱れることが、実はホルモンの病気なんです。インスリンというホルモンを例にとって説明しましょう。糖尿病は、インスリンというホルモンの働きが悪くなり、血液の中に糖分が増えてしまい、さまざまな健康障害が起きる病気です。
で、インスリンの働きが悪くなるのに、大きくは二つの原因があります。
一つは膵臓でインスリンの分泌が悪くなる場合です。
そうすると必要なだけのインスリンが分泌されへんようになります。
もう一つは、インスリンはちゃんと分泌されてるのに、細胞の表面にあるインスリンの受信機が少なかったり、その感度が悪くなったりしたときです。この場合もインスリン不足と同じことが起こります。
やくなるほど。
先生中高年世代に多い肥満が引き金となって起こる糖尿病は、細胞の表面にある受信機の数が減ってしまったり、感度が悪くなるタイプなんです。

薬を併用することがあります。

インスリンはちゃんと出てるわけですわ。インスリンがちゃんと届いても、受信機の不具合で受け取り拒否の状態なんです。
やく受信機の感度を増すなど、それなりの治療法はあるんですか。
先生今までは、細胞の受信機にまでは気が回らんかったわけです。そやから、インスリンがちゃんと出てる状態にもかかわらず、インスリンをもっといっぱい送り込もう、という治療ばかりやられていたんです。でもそれでは無理がきます。
やくそうでしょうね。
先生最近は、細胞のインスリン受信機の感度を上げる薬も出てきたんですね。ようやく、受信機の方を良くして糖尿病を改善しようということになってきてるんです。
やく素晴らしい。
先生それにインスリンをたくさん送り込めば送り込むほど、受信機の数が減ってしまうことも起こります。
やくまたどうしてですが、先生からだはもともとそういうふうに作られているわけです。必要以上のホルモンがやってきたとき、受信機がそのままやったら情報が入り過ぎます。それはまずいやろというわけで、受信機を減らしてしまって情報の伝わり方を一定にする、というメカニズムがあるんです。
インスリンをどんどん送り込んでしまうと、肝腎の受信機を減らしてしまうことになるわけです。
細胞膜脂肪にホルモンお届けしましたレセプター/-ヤッチイaンマス糖尿病の人はなぜ高血圧になるのか?
やくポピュラーな病気なので、糖尿病の話を続けますけれど。

細胞はチェック


病気を治すことからスタートしています。薬物療法は重要です。インスリンの受信機の状態は、からだのどの場所でわかるものなのですか^先生インスリンがいったいからだのどこに効いて血糖が下がるかというと、まずは骨格筋なんです。
やく骨格筋^先生骨についていて骨の動きと連動する筋肉です。それに加えて肝臓です。この二カ所でインスリンの効きが悪くなってくるのが、糖尿病という病気の状態なんです。特に太って糖尿病になる人はそうです。
やく骨格筋と肝臓ですか先生はい。
じんぞうで、そういうメインなところ以外に、腎臓や心臓にも作用するんです。
糖尿病の人の約半数は高血圧になります。インスリンが腎臓にも作用するということで、この謎が解けるんです。
やくむむ先生糖尿病になると血圧が上がるのは腎臓に原因があるのやないかと考えられてるんです。
腎臓の細胞にもインスリンの受信機があります。

ストレスがなくならなければ

先ほどの話のように、インスリンが過剰な状態やったら細胞の受信機の感度がふつうは悪くなるんですが、腎臓の細胞のインスリン受信機は、一向にそうならへんのでやくふむふむ先生そやから、骨格筋の細胞でインスリンの効きが悪くなると、からだは膵臓から余計にインスリンを出そうと頑張ります。そうすると、腎臓ではインスリンが効き過ぎることになるわけです。
やくこれもイメージがわきます。
では、そもそもインスリンは腎臓では何をしてるんですか。
先生腎臓は一度からだにいらんと思われるものは全部からだの外に出してしまってから、再利用できるものはもういっぺん引き戻して再吸収して、ほんまにいらんものだけを出す、というシステムになってます。

症状を訴えるものです。


ストレスはだんだんうすらぐはずです。
インスリンは腎臓に、塩を再吸収せよ、と働きかけるんですわ。インスリンの働きかけが多いと再吸収される塩が多くなります。その結果、塩のとり過ぎと同じことになって、血圧が上がるわけです。
やく過ぎたるは及ばざるが如しですか。
先生つまり、単純にインスリンを外からどんどん入れるだけではいけないということです。受信機の感度を上げて、外からはむやみに補わない、という治療に持っていかないと、イタチごっこになるだけですわ。
やくそこまで理解が進んできた、ということですね先生インスリンが脂肪細胞に働き過ぎる状態は寿命を短くする、ということもハエなどの実験でわかっています。やく細胞のホルモン受信機について勉強してきましたが、ホルモンの出が少ないことで起こる病気もあるわけですね。
先生明らかにホルモンの分泌が少ないという病気の場合は、それを補わんといけません。突然インスリンを出す膵臓の細胞が壊れてしまってインスリンが出なくなり、糖尿病になる場合があります。この場合はインスリンを補うしか手だてがありません。
子どもさんで背が伸びない病気がありますけど、成長ホルモンを投与することで身長を伸ばすことができます。成長ホルモンは脳から分泌されますけども、なんらかの原因で脳から分泌される機能が落ちているということが証明された場合に、成長ホルモンを投与するわけです。

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ホルモンを補わんとあかん病気と、そやから、ことですわ。
受信機のほうを改善せんとあかん病気の治療法は違うという患者さんに即していえば、自分の病気がどんな状態なのかをよく理解して、ホルモンの病気と付き合いましよう、ということになります。
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あいまいもこ

脳の話

「交感神経優位がアウェイ副交感神経優位がホームか……」
やく

ムード作りの司令塔。

独特の脳ワールド脳はベンチ、からだはグラウンド以前おっしゃった三つのワールドのうち、今回は神経系のお話を伺いたいと思います。


薬物療法は重要です。 ホルモンを出す 神経を刺激してリラックス状態をつくり出します。

神経の安抗

医療者にすがって楽になりたい
そのために長い腸が必要で、長い腸にいつもたくさんの血液が行ってるから頭にまで血が回らへんのですわ。
もともとは、人間の腸もゴリラと同じようにものすごく長かったのですね。だけど、栄養価の高い肉が食べられるようになってきたから、腸が短くてすむようになったんです。その分、脳によく血液が行くようになったわけです。
やくまたまた極端に走るかもしれませんが、そうすると肉食系というのは先生のご研究から言うと賢いっていうイメージがあるわけですね先生草食系は生命体としては、より原始的なんですよ。肉食系になることで我々の脳が発達してきたのは事実です。それに、やっぱり肉を食わんとしゃきっとしないじゃないですか。あれ、ほんまやと思うんです。若いときから肉ばっかりを偏食していては動脈硬化の心配をせなあかんけど。
私見てますとね、八十歳を超えてかくしゃくとしている人と会食する機会があると、りますわ。

そのときの喜びって、なんかすごく基本的な喜びでとにかく歩いて探すという習先生そうやって食べることができたときは、ものすごい快感でしょうねやく生きているって実感しながら。
先生そうやね。着るファッションを選ぶのと違って、食べ物をあさって動いているときって、があるかもしれへん。
やくその喜びを得るためにからだのしくみもある。
先生からだのしくみの基本のとしては、三つのワールドがあります。原始的な喜びめんえき健康を害する外敵であるウイルスや細菌、それにがんなどを退治するというワールドそしてもう一つが一つは、免疫系
もう一つは、からだの中の秩序を一定の範囲内に調節するホルモン系というワールド、からだの営みに欠かせない情報伝達を担う神経系というワールドです。

ストレスはあらゆる

薬の種類と量です。

基本的にはこの三つのワールドをもとにからだが営まれているのです。
肉食系は賢い!
草食系はより原始的?
それを統括する総理大臣の役にあたるのは脳なんですか^悔しいけど、やっぱり脳は大事ですね。
やく先生基本形は脳がなくても、ぎこちないながらもできるわけです。食べ物を得てそれを消化·吸収して、エネルギーを作って生き延び、子孫を作ることは。でも、脳が発達することによって、それがよりスムーズにできるようになるのです。
やく無政府でも人はなんとか生きていけるけれど、文化的に生きようとすれば、ちゃんとした政府が必要だと先生今の我々のからだの血液の配分をみると、胃腸系に三〇%が使われていますが、人類の歴史の中で、胃腸系に血液を送る割合が少なくなってきたことで、その分、脳にたくさんの血液を送ることができるようになってきたのです。

ストレス源となっている環境をガラッと変えてしまう


健康度を示す指標なのです

そのお陰で人間の脳はどんどん大きく発達してきたんです。
たとえば、ゴリラって肉を食べへんですよね。ほとんど草でしょ。草は栄養価が低いからたくさん食べなあかんのです。だから一日中食べてますよ。
やくアフリカ大陸のルワンダにゴリラを見に行ったことがありますが、ジャングルにいるのかと思ったら竹林にいるんです。ゴリラは自分と同じでタケノコが大好きなんです。
先生ゴリラは草が生えているところならどこにでも住めるんですが、腸にいる腸内細菌が草を消化してくれるからです。でも、草から栄養を得ようとしたら、大量の腸内細菌を飼っておく必要がある。
健康によいと考えられている。

認知療法の基本です。

そのために長い腸が必要で、長い腸にいつもたくさんの血液が行ってるから頭にまで血が回らへんのですわ。
もともとは、人間の腸もゴリラと同じようにものすごく長かったのですね。だけど、栄養価の高い肉が食べられるようになってきたから、腸が短くてすむようになったんです。その分、脳によく血液が行くようになったわけです。
やくまたまた極端に走るかもしれませんが、そうすると肉食系というのは先生のご研究から言うと賢いっていうイメージがあるわけですね先生草食系は生命体としては、より原始的なんですよ。肉食系になることで我々の脳が発達してきたのは事実です。それに、やっぱり肉を食わんとしゃきっとしないじゃないですか。あれ、ほんまやと思うんです。若いときから肉ばっかりを偏食していては動脈硬化の心配をせなあかんけど。
私見てますとね、八十歳を超えてかくしゃくとしている人と会食する機会があると、りますわ。

医学書の説明では表しかないと思い込む年期ウツ


薬へ切りかえる
「こんな脂っこいもん食べられへん」と言いながらちゃんと肉を食べては

ホルモンが証明

人類みな兄弟ガラガラポンと変わってきた、ホルモンの定説やくホルモンといえば、ホルモン焼きを思い浮かべてよだれが出てきますが、ホルモンを分泌する内臓を食べると健康にいいよ、というホルモン焼きのイメージは正しいのですか先生ホルモン焼きは関酉弁でいう「ほる捨てるもん」を焼いて食べるようになったのが語源やという説があります。それまで捨てていた臓器をなんとか料理に活用したいということで、大阪のレストラン北極星の経営者·北橋茂男さんが一九三六昭和十一年に命名されたそうです。ホルモンは臓器と関係がある、臓器から分泌されるものという一般の人がお持ちのイメージは正ホルモン焼きが人気を博するのも一理あるんやと思います。ですから、しいんです。
もう少し説明しますと、我々のからだには、ホルモンを分泌する臓器があって、そこから分泌されたホルモンが別の場所で作用をもたらす、ということです。たとえば、糖尿病と関係が深いインスリンは膵臓のランゲルハンス島から分泌されて肝臓や筋肉、脂肪、腎臓などに働くわけです。
薬を飲むタイミングなど

薬の効用と副作用について

しかし、これは古典的なというか、これまでの考え方ですわ。
やくホルモンの定説が変わってきている、ということですか^先生もうガラガラポンと変わってきた、と言っていいやろと思います。しし最近は、ホルモンはからだ中の臓器から分泌される、ということがわかってきました。心臓からも、らも、お腹についた脂肪からも分泌されるのです。
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先生ホルモン焼きの材料は内臓だけやない、からだのすべてや、というのが正しい理解です。
血管か今では、からだにあるほとんどの臓器は、自分自身の働きを調節するホルモンを分泌しているということがわかっています。
やくホルモンも地産地消みたいなところがあるわけですね。その土地でとれた農作物を地元で食べるのに似ている先生そうですねやく全身の臓器から出ているとなると、病気の原因とも関係がありますか。
先生我々のからだを作っているどの臓器もホルモンを出す、ということがわかってきたことが大きいのです。が、今では、多くの病気はホルモンの異常が関係している、ということがわかっています。ホルモンの病気というと、すごいオタクの病気というか、ごく限られた人の病気というイメージがあるけれども、実は我々のからだが老いていくことやがんになることも含めて、かなりのことがホルモンの異常で起こると、ここ二十年のうちでわかってきたんですわ。

細胞ではインスリンを分解する働きのある物質

医師を絶対に許すことができないと言っていました。
ホルモンの定義でいうたら、ある臓器で分泌されて血液で運ばれて別の臓器で作用を発揮するわけやけど、分泌されたその場所で働くという系があって、脳から分泌されるホルモンはほとんどがそうなんですねやく脳から出て、脳に働く^先生ただし、分泌した周囲でしか働かないんです。情報が分泌された脳の場所の近くだけに直接的に伝わるわけです。
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やく文字どおり先生で、そうやないと、間に合わへんのですね。神経のワールドというのは血液に乗ってホルモンからの情報が伝わるのも速いですけども、それより速いです。
またホルモンは運ばれていく上でいろんなリスクも伴います。途中で血液の流れが止まったら届かへんとか。

神経系のお話をするとなると、神経系を司る脳についての話をしなければ、ですねやく先生脳は、ほんまに唯我独尊というか、自分独自の世界を築いてるんです。外と接触を持たなくても脳だけでも生きていけるで、みたいなプライドを持ってるように私には映ります。やくそれでいて、からだの司令塔の役目をする先生生きる上での基本パターンは、脳がなくてもできるわけです。ぎこちないけれどもそやけど、人間は脳が発達したことで、よりスムーズにかっこよく生きることができるようになったんです。そういう意味で、脳が果たす役割は大事なんです。
もちろん脳もからだの一部なんですが、脳と脳以外のからだのほかの部分は、いるベンチと選手のいるグラウンドみたいな関係です。
ちょうど野球で言えば監督のロボットの動きを見たらわかるように、からだをうまいこと動かすことは大変なことです。連続性があってしかもなめらかな動きをするのって、難しいことなんです。
やくそうですね先生からだをしなやかに動かすことができるのは、脳の指令ベンチの采配のもと、からだの連携グラウンドでのプレイがうまいこといってるからなんですわ。
脳からも胃腸と同じホルモンが分泌されている先生ホルモンに焦点をあてながら、脳の不思議ワールドを紹介しましょう。
実は、胃や腸で作られるホルモンのほとんどは脳でも作られるんです。
やく脳と胃腸で同じホルモンがですか先生脳と胃腸って、実は昵懇の仲なんですね。

ストレスを感じる人が増えています。

ブレイン·ガット·ホルモンと言われています。ガットは腸ブレインは脳です。「腸と脳で作られるホルモン」という意味で、そんなホルモンがたくさんあるんです。やくへえ先生たとえば、胃で作られるホルモンの一つに、食欲を増す作用を持つグレリンがあります。グレリンのことは第1話でも紹介しましたが、グレリンは胃の近くの神経に働く胃出身のローカルなホルモンなんです。そしてグレリンで刺激された胃のまわりの神経が脳の食欲調節センターに命令を伝えます。
ところが、脳からもグレリンが分泌されるんです。脳出身のグレリンは直接脳の食欲調節センターに働きかけます。やくそうなんですか。すると脳と腸とが結託して食欲旺盛な状態にして、食べるのが止まらなくなるってこともありなんですね先生やくさん、アンジオテンシンという名前を聞いたことがありますか^やくいえ。初めてです。
先生アンジオテンシンがどんな働きをするかというと、まずは血管に働きかけて血管を収縮させるんです。

うつであることを伝えています。


薬になったために出にくいといわれています。神経を刺激してリラックス状態をつくり出します。それと腎臓で塩分をからだにため込む作用のあるアルドステロンというホルモンの分泌を多くするように働きかけるんです。
その結果、どうなると思います^やく血管が収縮する、塩分がからだに増える、ということになると…….先生正解ですね。血圧を上げるホルモンにはいろいろなものがありますが、んです。アンジオテンシンのもとの物質は肝臓から分泌されます。
血圧が上がる。
アンジオテンシンもその一つなと、やく先生ここまでは前置きの話やけど。
ということは……。
実はアンジオテンシンというホルモンは、脳でも分泌されるんです。
やくそうなんですか。
先生脳で作られたアンジオテンシンは、脳自身に働きかけて、塩を食べたいな、という気持ちにさせるわけです。やく焼き鳥をタレより塩で食べたいと欲するとき、そのアンジオテンシンが分泌されてる先生もう一つ、こんな例もあります。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの話は、この本の中でもよく登場しますが、インスリンも脳でも作られるんです。
やくインスリンが、脳でもですか。
先生はい。やっぱり食欲を調節しています。
紹介したのはほんの数例ですけど、るものがたくさんあるんです。
やく初めて聞きます。驚きです。我々のからだで分泌されるホルモンには、実は脳でも同じものが作られ脳で分泌されたホルモンは、脳自身に働きかけるわけですか。
先生そうなんです。

老化して女性

ホルモンの定義でいうたら、ある臓器で分泌されて血液で運ばれて別の臓器で作用を発揮するわけやけど、分泌されたその場所で働くという系があって、脳から分泌されるホルモンはほとんどがそうなんですねやく脳から出て、脳に働く^先生ただし、分泌した周囲でしか働かないんです。情報が分泌された脳の場所の近くだけに直接的に伝わるわけです。
やくそれってもう、極端な言い方をしますと、脳から出るホルモンに関する限りは、短絡的ということなんですか先生そうなんですわ。
やく文字どおり先生で、そうやないと、間に合わへんのですね。神経のワールドというのは血液に乗ってホルモンからの情報が伝わるのも速いですけども、それより速いです。
またホルモンは運ばれていく上でいろんなリスクも伴います。途中で血液の流れが止まったら届かへんとか。

症状に分かれます。


症状がないことが多い
しかし脳の場合はパッと出て、その場でパッと働く。脳のワールドでは、命令をすぐに伝達しないといけないんです。それと微量でいいんですわ。近くの人にささやくときには、大きな声を出さんでいいですよね。
るんです。
やく不思議なものですね先生やっぱり脳っていうのは独特のワールドを持っていることがわかります。それに似て脳のホルモンは、ムード作りに使われるやく脳からもホルモンが分泌されるということですが、ホルモンは脳では何をするのですか^先生先ほど塩を食べたい気持ちにさせるホルモンの話をしましたが、脳で分泌されるホルモンは、我々のムードを作る、その気にさせるのに使われるんです。恍惚状態になると脳から快感物質が出るという話がありますが、快感物質も、広い意味ではホルモンなんです。
やくランナーズハイを作り出すようなもの。
先生そうですわ。そやから、比較的原始的というか、脳があまり発達してへん動物にも備わっているわけです。

治療に応東京大学大学院生命理工学研究科の石川冬木教授

自分のからだにある行動を起こさせようという働きかけ、イニシエーションするときやムード作りのときに、脳から出るホルモンが使われるんですねやく犬や猫の表情を見て、少しは考えていることがわかり合えるかな、と思ったりするのも、お互いそういぅところがあるからかもしれないですね。
先生ほんまにそうや。
やくそれは人同士の好き嫌いとか、相性が合うとかいうことにもつながってくるようなものなんでしょうか。
先生たとえばプロラクチンというホルモンがあります。プロラクチンは、お母さんが赤ちゃんに授乳するときに欠かせへん働きをするものです。


神経を刺激してリラックス状態をつくり出します。 症状が出るきっかけ 動脈瘤です。

動脈から流れ出た血液は毛細血管を経て静脈へもどります。

病気大半は精神とは認識されていない。
先生秘境に出かけよう、というくらいやからアグレッシブな方ばっかりなんでしょうね。
やくツアー旅行は観光もさることながら、参加者を見ることも楽しいんです。ふだんだったらばとてもお近づきになりたくないような我の強い方、わがままな方、そういう方がたくさんいるんです。でも、せいぜい十日かそこら一緒にいて、あとはスパッと縁もなくなるというのだったら、むしろ「モンスター·ツーリスト」
がいたほうが面白いんです。まあ、わけても今回はモンスターが多かった。
先生ほう
やくともかく文句が多い添乗員さんも寝入るぐらいの時間帯に「部屋が気に入らないので変えろ」
なのに、免疫をまるで持ってないじゃないか、という人たちばかりでした。
とか。
辺境旅行に慣れているはずめんえきそれに、バイキング料理を何百回と食べてきた経験があるのに、片っ端から食べきれない量をとってくる。
わざわざバナナを房からもいできたにもかかわらず、まったく手をつけない。もいでくんなよと思うんですけど。
先生今、やくさんが言われたように、すでに一度経験していて、そのメモリーをもとに、次に同じ目にあったときは、より適切に対応できる力を持つ、というのは、免疫という言葉の説明にぴったりなわけです。

たとえば、自分が楽しみにしていることに没頭したり、心おきなく話せる友人と会ったりしているときはほんまにリラックスできますから、副交感神経が優位になります。そやから、寝ているときはまさに副交感神経の天下ですわ。
一方、交感神経いうのは、そもそもは我々が敵に立ち向かうときに優位になる神経なんです。
そんなときはからだをしゃきっとさせなあかんわけやし、血圧が高くなって血糖値も上がります。戦いが終われば、そんな状態もすぐに解消されるんやけど、ずーっとそんな戦いモードのままやとからだに負担がかかってしまいます。
ですから、副交感神経が優位のリラックス状態をいかにたくさんつくるか、ということが大切になるんです。
やくということは、サッカーの試合で言えば、交感神経優位というのはいわばアウェイの試合で、観客の大きなブーイングを浴びながら戦うような状態で、一方、副交感神経優位というのはホームの試合で観客のほとんどがサポーターで、みんなが温かく応援してくれる中でイケイケの状態で試合を進める、というイメージでしょうか^伊藤まさに、その通りですわやく我々のからだにとって、ホームで試合を行う、という状態がほとんどというのがいいわけですね神経を切って高血圧を治す。

病気改善に成果を上げている

やく神経のワールドについても、医療は日進月歩なんでしょうね。
先生実は臓器と脳を結ぶ神経が今、大きく注目されてきてます。たとえば、肝臓と脳とをつなぐ神経回路を切ったら太らんようになったとかね。
やくへえー。
先生現在取り組まれているのは、神経回路を切って高血圧を治そうという試みです。
やく回路を切るとは、大胆というか先生脳と腎臓とを結ぶ神経に腎交感神経というのがあります。
昔から高血圧と関係がある、ということがわ腎交感神経は腎臓の働きをコントロールしている神経ですが、かっていました。
で、最近オーストラリアのグループが高周波を照射できるカテーテルを腎臓の血管の中に送り込んで、腎臓の血管のまわりの神経を焼いて神経が伝わるルートを遮断することに成功したんです。

薬に頼るということは馴染まないとい今日


症状がはっきりしません。動脈瘤です。そうしたら高い血圧がどんどん下がってきたんですねやくすごい話ですね。これからこんな例が増えてくる^先生からだの謎の解明はどんどん進歩を遂げていきますから、もうなんでもありかもしれませんね。

免疫の話

「バイキングで食べ物を残すヤツに読ませたい」やく

免疫のしくみ。

あちら立てればこちらが立たず、ってこともバイキング、初めてじゃないだろう!?
やく私はカミさんと一緒に世界の秘境系を旅するツアーに参加するのを毎年の楽しみにしていまして、11011年は東ティモール1に出かけました。
先生行かはるのは、どんな人なんですか^やく参加者の職業などを伺わないことが暗黙の了解になっているのですが、私たちを除けば全員がマンション経営者に見えますもんね。年に五○回は世界旅行に出かけている人たちですから一四人のツアーだったんですが、五十代前半の私たちが一番若くて、六十代がちょぼちょぼ、主力は七十代で、一番上は八十代という年齢構成でした。

神経優位というのはホームの試合で観客のほとんどがサポーター

先生秘境に出かけよう、というくらいやからアグレッシブな方ばっかりなんでしょうね。
やくツアー旅行は観光もさることながら、参加者を見ることも楽しいんです。ふだんだったらばとてもお近づきになりたくないような我の強い方、わがままな方、そういう方がたくさんいるんです。でも、せいぜい十日かそこら一緒にいて、あとはスパッと縁もなくなるというのだったら、むしろ「モンスター·ツーリスト」
がいたほうが面白いんです。まあ、わけても今回はモンスターが多かった。
先生ほう
やくともかく文句が多い添乗員さんも寝入るぐらいの時間帯に「部屋が気に入らないので変えろ」
なのに、免疫をまるで持ってないじゃないか、という人たちばかりでした。
とか。
辺境旅行に慣れているはずめんえきそれに、バイキング料理を何百回と食べてきた経験があるのに、片っ端から食べきれない量をとってくる。
わざわざバナナを房からもいできたにもかかわらず、まったく手をつけない。もいでくんなよと思うんですけど。
先生今、やくさんが言われたように、すでに一度経験していて、そのメモリーをもとに、次に同じ目にあったときは、より適切に対応できる力を持つ、というのは、免疫という言葉の説明にぴったりなわけです。

ストレスが大きなリスク因子になるのです。


薬も使われるようになっています。
バイキング適応カーあんた、よう、X’顎ができたから獲得免疫が必要になったやく免疫があるとか、ないとか言いますが、免疫とは何かの物質のことをいうのですか?それとも能力ですか^先生免疫の働きを具体的に言いますと、細菌やウイルスなどの外敵や、がんなど健康を損ねるからだの異分子を排除しようというしくみです。
異分子を見分ける力がしっかりしていることが、免疫の働きにとって大切なことです。たとえば、がんは自分のからだの細胞が変異したもんやから、正常な細胞と違うやんか、怪しいな、と認識せんと攻撃はでけヘん。
その証拠に、がんの悪性度は、がん細胞が増えるスピードもありますけど、自分の細胞とどれだけ似ているかにもよるんです。がん細胞の顔が正常な細胞の顔に似ていればいるほど区別しにくいわけです。一方、免疫のしくみが判断を間違って暴走してしまうと、アレルギー症状が起こるわけです。

薬は効く

やく免疫の話って奥が深そうですね先生免疫には二つの種類があります。一つは、生まれたときから誰もが持っている自然免疫
つは、一度経験したことで得られる獲得免疫というものです。
と、もう一自然免疫というのは、核を持った生物やったら基本的に備わっているもんです。
きつい獲得免疫は、脊椎動物だけが持つシステムです。しかし、脊椎動物の中でもヤツメウナギのような顎のない魚の仲間は、抗体(再びやられたときに、すぐに免疫のしくみを働かせる見張り役)を作り出せるちゃんとした獲得免疫は、まだ持ってへんのです。
やく円口類先生そうそう。顎がない魚で今まで生き延びているのは円口類だけなんですが、彼らは顎と歯がないので噛めへんのです。


動脈瘤です。 神経を刺激してリラックス状態をつくり出します。 症状が出るきっかけ

細胞のエンジン役にあたるミトコンドリアそのものを元気にする

症状は以前と同じ
人類は兄弟¥ホルモンはみな第111話ホルモンの声を聞く
も大事脂に溶けないホルモンの情報は受信機で受け取るやくホルモンはからだに必要な情報を伝える、とのことですが、にして受け取るのでしょうか^先生まずは細胞を包む細胞膜についての説明をしときます。
ホルモンが届ける情報を細胞ではどのよう細胞を包む細胞膜っていうと、んな構造物がうずめられていて、1枚の平らな膜のように思わはるかもしれへんけど、かなり凸凹してるものなんです。実は、細胞膜にはいろでこぼこそれでホルモンには、脂に溶けやすいものと、種類があることを紹介しました。
脂には溶けず水血液にしか溶けへんもの、という二つの細胞膜は脂でできていますから、脂に溶けへんものは細胞膜を通過できへんわけです。

アミノ酸はタンパクを構成する最小単位やから、細胞がタンパクを作るときの材料になるんです。こんなふうに、たいていのものは再利用されます。が、それでもカスが余るやんか、そのカスどうなるんや?という話になりますけど、それは血液に捨てることになります。たんじゅう一方、コレステロールは、私たちのからだを作る細胞の表面の材料になったりして、なくてはならないもんですけど、細胞はコレステロールを処分しきれないですね。
症状が出るきっかけ

認知症が出てくることもあります。

そやから、コレステロールは血管にたまって動脈硬化を起こすんです。コレステロールからできているホルモンの処分は結構困ります。こちらは胆汁に捨てて腸の中に出しています。ホルモンが証明する、人類はみな兄弟姉妹やくはなはだ失礼な物言いになるのですが、諸先生方はホルモンについては概念として頭で理解しているぐらいのものなんですか先生いえいえ。
やくそんな曖昧なものではない。
先生だって、ホルモンの代表格のインスリンを例にとりますと、インスリンを注射することで血糖値が下がるという目に見える効果がもたらされますからね。つまり外からからだにホルモンを投与すると、ちゃんと効果が出るわけです。
あいまい言ってみれば、ホルモンは薬の効果に似ているんですよ。
たとえば、抗生物質を飲んだらじんましんができるとか、おまけに薬では問題となる副作用がありません。
薬のアレルギーが出るというように、自分のからだにないものをからだに入れると免疫反応としてのアレルギーが起きます。でもホルモンは、もともとからだの中で作られているもんですし、絶対にアレルギーを起こさないんです。ですから、インスリンに代表されるように、ホルモンは治療に安全に簡単に薬の役目を果たすものとして応用できるんです。
やくきわめて確かな……。
先生作用があるからということですねやく自分のではなく他人のインスリンでも大丈夫なんですか^先生どんな人のインスリンもみんな同じです。

健康を害しているのです。


症状から解放されて気が楽になったという

昔、豚からとったインスリンを注射で使っていたときはアレルギー反応が起きて、抗体(自分にない異物を排除しようとする成分)ができてしまって、そのためにだんだん効き目が落ちてくることがありました。今は緒人のインスリンを使いますから、そんなことはない。
やく人類はみんな仲間だよということですか。
先生人として共通のもんをみんな持っているんです。
やく日本人のインスリンもアメリカ人のインスリンも、みんな同じなんでしょうか?
先生どの国の人のインスリンを日本人に注射しても、もちろん効果は同じで、副作用もありません。
やくホルモンが証明しているんですね。人類はみな兄弟姉妹なんだということを。

症状の改善に向かうべきである。

治療をします

人類は兄弟¥ホルモンはみな第111話ホルモンの声を聞く
も大事脂に溶けないホルモンの情報は受信機で受け取るやくホルモンはからだに必要な情報を伝える、とのことですが、にして受け取るのでしょうか^先生まずは細胞を包む細胞膜についての説明をしときます。
ホルモンが届ける情報を細胞ではどのよう細胞を包む細胞膜っていうと、んな構造物がうずめられていて、1枚の平らな膜のように思わはるかもしれへんけど、かなり凸凹してるものなんです。実は、細胞膜にはいろでこぼこそれでホルモンには、脂に溶けやすいものと、種類があることを紹介しました。
脂には溶けず水血液にしか溶けへんもの、という二つの細胞膜は脂でできていますから、脂に溶けへんものは細胞膜を通過できへんわけです。

治療法はあるのです。


医学の恩恵があると思われ前述のよう
そこで脂に溶けへんホルモン用の受信機レセプターが細胞の表面に顔を出してます。ホルモンがやってくると、受信機がキャッチをすることで情報が細胞に伝わるんです。
やく小学校の終わりか中学生になったくらいのときに、細胞がどういう形をしていて、その中の構造物はこうだって、動物と植物の場合はこうだって学びますね先生はい。
やく染色体がいるだの、核があるだの。もちろんこれが細胞膜だ、細胞壁はここだって。でも、その中にあるいわゆるレセプター的なものというのは、当時教わった記憶がないわけですが。
それは器官の名前というよりは、機能と考えてよろしいんですか先生いえいえ。
やく器官ですか先生器官というよりもっと小さいイメージです。受け取る働きをするものが存在している、っていうのが正確かもしれませんやくふーむ。
先生細胞の表面の構造物の一つにレセプターがある、っていうイメージです。

検査を受けるというのがだいぶ浸透してきています。

ストレスに弱いといえます。

やくでは脂に溶けるホルモンの場合は、先生脂に溶けるホルモンは細胞膜を通過することができますので、細胞膜を突き抜けて、細胞の中にある受信機が受け取るんです。
受信機の感度を上げることで情報がきちんと伝わるやくそうすると、細胞にはAというホルモンに対応する、いわばAというホルモンの受信機というものがもともと備わっている、という話ですか^先生A受信機がある細胞にしか、Aというホルモンの情報は伝わらへんのです。
やく役割分担を厳密にしているものなんですね先生たとえば英語がわからへん人は、英語でしゃべってこられたってさっぱりですわ。せやけど英語がわかる人やったら、すぐわかりますよね、相手が何を言ってるのか。ホルモンが何を言っているのかを聞く耳
を持っているかいないかが重要なわけで、そういう、受け手側の能力にあたるのが細胞の受信機なわけです。

免疫のしくみが判断を間違って暴走してしまう

認知症を見分ける天秤法を掲げました。
まさに、リンパ球が侵入者と戦う水際の場所で、によって、我々の細胞の遺伝子がエラーを起こしてしまうんですね。
そこで武器として使われる活性酸素だから、がんの中では消化器のがんが一番多いんですわ。
に子宮がんなどです。
それから、外と触れる場所である肺のがん、それからだの中で一番がんが起こりにくい場所って、どこやと思います^やく一番起こりにくい、先生ヒントを言いますと、外気に一番触れない臓器だから外からの侵入がない。
当たりですわ。脳は圧倒的に守られているんですね。
なるほど、なるほど。
先生やく免疫力が、のちのち仇になることもやく食事だとか運動に気をつけて、健康な生活を送っていれば、らない、と楽観的に生きていて大丈夫なんでしょうか。
先生それは基本的に間違ってはいないと思うんです。
免疫のしくみのお陰でなかなか病気にはなただ私、最近、トレードオフっていう考え方がすごい大事やと思ってるんです。
やくトレードオフ^先生平たく言えば、あちら立てればこちらが立たず。功罪は相半ばということなんです。
やく免疫と関係があるのですか^先生こういうことですわ。

ほなどうして食べるかっていうと、ほかの魚にひっついて体液を吸い出すしかないんです。
えんこうるい顎を持つようになり歯が発達してきたことで、生物は二つ獲得したものがあるんです。やくさん、クイズ番組によう出てはるから、質問形式でいきましょか。この二つ、なんやと思います^やくウウーム先生一つは胃なんです。吸い出すだけやったら胃はいらへんけど、歯で噛んで食べるとなったら胃が必要になります。そのことで、食べ物と一緒に胃や腸に雑菌が入ってきて、そこに住み着くもんも出てきましたれが腸内細菌のルーツですわそんなわけで、からだの中に雑菌がいっぱい入ってくるようになったために、自分のからだを守らなあかん有害なものと戦う優秀な免疫、しっかり食べられるようになって、ということになり、つまり獲得免疫を手に入れたんです。

ストレスを受けると交感

胃や腸ができたもう一つは、ことで、生物は長生きできるようになったんです。
エネルギーをたくさんとることが可能になったからですわ。
すると、生きているうちにまた同じいやなやつやっかいなやつ
そしたら獲得免疫があったほうが断然有利やったんですねに出くわす機会が出てきてしもた活性酸素が免疫力の武器となるやく免疫の働きの武器となるものはなんでしょうか^先生免疫のしくみは複雑なんですけど、直接的にやっつける武器となるのは活性酸素です。活性酸素については別の項で詳しくお話しすることになりますが、その酸素毒で細菌やウイルスやがん細胞をやっつけるわけです。やくさん、からだの中で活性酸素が一番できやすいとこってどこやと思います^やく外から入ってくるものが多い場所でしょうか^先生正解ですわ。

医学界の現状なのです。


免疫抑制が起こります。生活習慣の乱れなど活性酸素を出せという指令を出す免疫を担当する主な細胞はリンパ球ですが、リンパ球の補給路であるリンパ管がどこに発達しているかというと、からだの内と外との境目にあたる場所なんです。リンパ球が一番多いのは、実は腸なんですね。腸って引き伸ばしてみるとテニスコート1面分くらいの広さがありますが、それぐらいの広い面積が外の世界に触れているわけです。
そこで、腸の粘膜の下にはリンパ球がたくさん待機していて、攻撃してやっつけるわけです。
細菌やウイルスなどを見つけると活性酸素でちなみにリンパ球同士もホルモンのような物質を出し合って、お互いに情報交換をして、必要に応じて強力なものに変身をするんです。
やくリンパ球も賢いんだ。
先生からだの外と内を区別している場所を専門的には上皮系っていいますが、実は、がんはそこにできるじょうひものが一番多いんです。

細胞が多く

まさに、リンパ球が侵入者と戦う水際の場所で、によって、我々の細胞の遺伝子がエラーを起こしてしまうんですね。
そこで武器として使われる活性酸素だから、がんの中では消化器のがんが一番多いんですわ。
に子宮がんなどです。
それから、外と触れる場所である肺のがん、それからだの中で一番がんが起こりにくい場所って、どこやと思います^やく一番起こりにくい、先生ヒントを言いますと、外気に一番触れない臓器だから外からの侵入がない。
当たりですわ。脳は圧倒的に守られているんですね。
なるほど、なるほど。
先生やく免疫力が、のちのち仇になることもやく食事だとか運動に気をつけて、健康な生活を送っていれば、らない、と楽観的に生きていて大丈夫なんでしょうか。
先生それは基本的に間違ってはいないと思うんです。
免疫のしくみのお陰でなかなか病気にはなただ私、最近、トレードオフっていう考え方がすごい大事やと思ってるんです。
やくトレードオフ^先生平たく言えば、あちら立てればこちらが立たず。功罪は相半ばということなんです。
やく免疫と関係があるのですか^先生こういうことですわ。

治療する施設


治療ばかりやられていたんです。
感染症を防がなければ即死んでしまうような状況では、まずはなんとしても細菌やウイルスを退治せなあかんわけです。そこで、それらを退治する強固な免疫力を持ってしまったけれど、そのことが逆に仇になって、のちのち病気を引き起こすことになった、というわけです。
あいなかあだたとえば活性酸素は、細菌やウイルスなどの体の表面を穴だらけにしたりして退治する武器となるわけです。が、活性酸素がたくさん出る、あるいは以前にたくさん出たことがあると、正常な細胞のエラーを引き起こす。引き金になることもあるんです。それで細胞が衰えたり、がんになるつまり今、私たちが問題にしているような老化とか、がんの問題は、もともとは人間が外敵に打ち勝って頑張って生きていこうと思って手に入れた、免疫のしくみによってもたらされる、負の側面という捉え方をしてもおかしくないんです。やくそれで、あちら立てればこちらが立たず、というわけなんですね先生そうなんですね。免疫というのは、ものすごく深い問題を抱えているテーマなんです。人間生物はなんで病気になるのかという本質に関わることなんですね。
脳をリラックスさせ、食物繊維をよく食べるやくじゃ具体的に免疫の力を高めるためにはどうすればいいのかということに興味があります。

細胞にはAという

先生一つは、脳がリラックスしている状態は免疫力強化にとって大切です。ストレスで脳が緊張して交感神経が活性化すると活性酸素も多くなります。そうすると活性酸素の功罪の罪の面が出てくるそやから、交感神経の緊張を解く笑いが免疫力を高めると言われるのも一理あるんです。もう一つは、腸内細菌を善玉のものを優位に保つことです。そのためには食物繊維の多いものをよく食べることです。食物繊維の効用というと、便通がよくなること
にいる免疫力を高める善玉菌を増やすエサなんです。と答える人が多いと思いますが、実は、食物繊維は腸管食物繊維を食べることは、通もよくなる。
善玉の腸内細菌をちゃんと育てることにつながるんですわ。
そのご褒美として便食物繊維の話は一例ですけど、免疫にとって食はとても大切なことなんです。

免疫を担うリンパ系は

ヨコ社会
無色透明。


生活習慣の乱れなど 病気が隠れている可能性もあります 病気が隠れている可能性もあります

薬だけに頼るのではなく

ストレスのビームをまき散
肥満の人の場合、レプチンがたくさん脂肪から分泌されて脳にもう食べるなとやかましく言うんですが、そうしているうちに脳はレプチンの声を聞かなくなってしまいます。だから太った人はレプチンがたくさん出ているのに食べ続けるんです。やはり脳は唯我独尊、わがままなところがあるんです。
摩訶不思議。
のっぺり顔の神経の働きやく神経そのものについても、もう少しお話をお聞きしたいと思います。先生ホルモンは、その役割から00ホルモンという具合に種類が特定できます。一つひとつの構造も違うし、外から別々に注射することもできるんやけど、神経って摩訶不思議なもんですわ。みんな同じ顔をしていて、ぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃいっぱいあって、その経路も複雑にこんがらがっています。

乳腺に働いて、おっぱいをよく分泌させるんですね。
こうこつもう一つ、オキシトシンというホルモンがあります。
オキシトシンはお産のときに子宮を収縮させて、出産がうまいこといくように働くホルモンです。
やくそんなホルモンまで。
先生プロラクチンやオキシトシンは、両方とも大きなくくりで言えば、ことに役立つホルモンですね子どもを産んで、うまいこと育てるで、脳の中でもプロラクチンやオキシトシンが分泌されるんです。では脳のオキシトシンやプロラクチンは何をしてるんや、という話になりますよね。
やくそうですね先生実は結婚相手を求めたい、あるいは、子供をちゃんと育てたいという欲求を起こすために使われるんです。オキシトシンは、パートナーを好きになりたいというように仕向ける働きもするんですねつまり、プロラクチンやオキシトシンは子孫を残すという目的のために役立つ、という守備範囲を持ってるわけです。

細胞の複製

ムードN26うまいおかたホルモン出してますか5脳の血管にある窓からホルモンが届くこともからだで分泌されたホルモンが脳に届けられる、ということはないのですか素晴らしい指摘ですねからだのホルモンもそうして脳に直接命令できるんです。
やく先生例として食欲を減らすホルモンの一つ、レプチンの話をしましょう。
やくはい。
先生レプチンは、太ってくると脂肪からたくさん分泌されるホルモンですが、レプチンが血液に乗って脳まで行くと、脳の血管に開いている窓を介して脳に働きかけます。そしてもう食べるなと命令するんです。

医者もいます。


ガン専門症状の改善に向かうべきである。やく脳の血管に開いた窓というのは具体的にはどんなものですか^先生血管は毛細血管のほんま末端というところまで行ったら、内皮っていう一層だけの細胞でできたチューブになります。基本的には血管から漏れ出すものがないように内皮細胞がきちっとひっついて巻かれているわけやけど、穴が開いている場所があるんです。イメージとしてはやくへえ先生脳では、さらに血管のまわりをグリア細胞という細胞でしっかりと固めています。そやから血管の中のものはふつうは絶対に漏れへんのですわ。この構造を脳血液関門といいます。
脳は絶対によそものを自分のワールドに入れたくないのです。電線のまわりにビニールをかっちりと巻いている状態と一緒ですわ。電線の場合は、そのお陰で漏電せえへんわけやけど。
やくイメージがわきます。
先生そのきっちり巻かれている血管に窓が開いている場所があって、その窓から脳にホルモンの情報が伝わるんです。
このようにところどころ脳血液関門がないところがあるのは、唯我独尊をうそぶく脳自身も血液に乗って届けられるいろんな情報を実は知りたいからやと思うんです。寂しがり屋のところもある。で、その情報を少しシールドを弱くした場所で仕入れているということです。ただ脳のいけないところは、あまりからだの方からやかましくホルモンが情報を伝えようとするとその声に対して耳をふさいでしまうことがあるんです。

医師や技師の技術によって結果が大きく左右されます

肥満の人の場合、レプチンがたくさん脂肪から分泌されて脳にもう食べるなとやかましく言うんですが、そうしているうちに脳はレプチンの声を聞かなくなってしまいます。だから太った人はレプチンがたくさん出ているのに食べ続けるんです。やはり脳は唯我独尊、わがままなところがあるんです。
摩訶不思議。
のっぺり顔の神経の働きやく神経そのものについても、もう少しお話をお聞きしたいと思います。先生ホルモンは、その役割から00ホルモンという具合に種類が特定できます。一つひとつの構造も違うし、外から別々に注射することもできるんやけど、神経って摩訶不思議なもんですわ。みんな同じ顔をしていて、ぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃいっぱいあって、その経路も複雑にこんがらがっています。

症状がこじ


症状が現れる
やくベタな質問なんですけど、交感神経、副交感神経って聞き及びますが、ちゃんと区別できるんですか。
まさか色分けがされているとも思えませんし。
先生見た目、両方とも真っ白なんですわ。真っ白い神経線維が網目みたいにあって、交感神経いうてもどこかわからへん。そういう世界です。
やく見ただけではわからない。
先生死んだあと脳をある特殊な方法で染めてみれば、これがどんな種類の神経かっていうのはわかりますけどね。しかし最近は、生きたまま、注目している神経だけ光らせてみようとする研究がホットです。
やく交感神経と副交感神経との役割分担はどうなっているんですかっ先生たとえば、レモンを思い浮かべたら唾液が出ますね。これは脳から唾液腺に行っている副交感神経が興奮するからなんです。
やく交感神経が^先生いえいえ副交感神経です。やく初めて聞きます。先生つまり、副交感神経と交感神経はどちらも命令を出せる神経なんですわやくふーむ。
先生たとえば、きれいな人を見たら心臓がドキドキするのは、心臓に行っている交感神経が興奮するからで一方、怒られて、血圧が急に下がったり、すごい徐脈脈が遅くなるになったり、貧血を起こす人がいますが、そういう状態は脳から心臓に行っている副交感神経が興奮するからなんです。

ストレスのビームを出さないようにする

やく役割がある先生そうですね。交感神経は臓器に対して反応を昂進させ、副交感神経は反応を抑制させると言われています。しかし、少し語弊があります。二つの神経の登場の場が違うというのがほんまのところです。
「我々は食べるために生きている」と私はこの本のはじめに言いましたが、闘争心を燃やして獲物を追いかけて捕らえようとするときは交感神経が主に働き、得られた獲物をゆったりした気分でムシャムシャ食べるときは副交感神経が働きます。また、脳からの命令を伝えることには二つの神経がともに関係していますが、心臓から脳にというように、臓器が出す情報が脳に届くルートとなると、ほとんどは副交感神経が担っています。やく「獲物をゆったりした気分でムシャムシャ食べるときは副交感神経が働く」という話ですけど、副交感神経というのは言ってみな、安心したときに働く神経なんですか^先生我々がリラックス状態のときは、副交感神経が優位になる、ということですね。


症状の改善に向かうべきである。 薬を飲むタイミングなど 薬物療法は重要です。